ドラムンベースとは?

ドラムンベースとは?

あまりなじみの無いジャンルかもしれませんが、ドラムンベースというジャンルも疾走感溢れる音楽ジャンルとして非常にオススメです。特にこれは電子音楽のジャンルの内の1つであり、BPMが約150〜180となっているので、ハウスミュージックで一般的な120BPMなどと比べると、かなり高速で複雑なシンコペーションを用いたブレイクビーツサウンドになっています。またキックとベースを強調した重低音がその魅力となっており、通常はサンプリングやシンセサイザーを用いて制作されています。略称としてはDnB、D&B、D'n'Bなどがあり、別表記はDrum 'n' Bass、Drum & Bass等があります。

ここではそんなドラムンベースの名前の由来と発祥、そして現在のドラムンベースについて詳しく紹介していきます。

ドラムンベースの発祥

ドラムンベースが生まれたのはおおよそジャングルと呼ばれる音楽ジャンルと同時期で、1990時代初頭にイングランドで発祥したといわれています。どちらもブレイクビーツをルーツとしていますが、特にドラムンベースの特色として挙げられるのは、ジャングルなんかよりもさらに複雑化したリズムとなっており、特に早さもヒップホップなんかよりも速いBPMを用いています。

ドラムンベースは基本的にサンプリングを利用しており、レコードやサンプリング音源から収録したサンプルをサンプラーで再構築し、シーケンサーを用いて演奏され、シンセサイザーでメロディ等が足されることが多くなっています。基本的に人間が演奏するのには当然ながら速すぎて向きません。

ドラムンベースの名付けまで

「ドラムンベース」という名称が生まれたのは、先ほども紹介したジャングルという音楽ジャンルとの指向の違いや方向性を明確にするために、イギリスの音楽プロデューサー LTJ Bukem が名づけた名称が一般化したものです。特にドラムンベースは主に160以上のBPMを用いていますが、一拍を単位とすることによって、そのBPM通りに感じることでより上昇感・疾走感を強めるという方法と、二拍を単位としそのBPMの半分としてとらえることでゆったりとした感覚や空間的広がりを強めるという特徴のある方法論があったりします。

さらに、近年ではドラムンベースのリズムをもっともっと複雑化させていったドリルンベースというジャンルも誕生しています。ドリルンベースはSquarepusherが始めたとされ、Aphex Twinを始めとしたコーンウォール一派が有名になっています。

2000年を境にさらなる動向を見せる

このドラムンベースですが2000年以降になると新しい動向を見せるようになっていきます。特に大きく変化していったのは以下の三つで、これによってドラムンベースは新たなるジャンルを数多く生み出していくことになっていきます。

ドラムンベース・アーティストの国際化
 一つ目の理由として挙げられるのが、世界中でドラムンベースが流行したことが上げられます。オーストラリアからは2003年以降 Pendulum が登場し、ブラジルからは DJ Marky & XRS が2002年に LK を大ヒットさせ、その他にもニュージーランドからは MC Tali や Concord Dawn、ドイツからはKabuki、オーストリアからは D.Kay 、オランダからはNoisia、そして日本からは Makoto がイギリスのドラムンベースシーンで活躍していくことになります。
「リキッド・ファンク」
 また二つ目の理由ですが、リキッドファンクと呼称されるソフトなドラムンベースが新たなジャンルとして確立したことなども一つの要因としてあります。これには、2004年に大ブレイクした、ロジスティクス、High Contrast、Artificial Intelligenceといったような新たな才能がリキッド・ファンクのスタイル確立していったということが大きく、それまでは一部のDJしかそのスタイルのドラムンベースを選曲しなかったのですが、今現在はありとあらゆるDJがそのスタイルのドラムンベースを選曲するようになっていっているのです。
新しいアーティストによるスタイルの多様化
 三つ目にとしてあるのは新しいアーティストが生まれてきたことによるスタイルの多様化が要員となっています。特にSub Focus、Chase and Status、Baron、Twisted Individual等の登場により、先ほど紹介したリキッド・ファンクだけではなく、レゲエ的要素、ラテン系音楽、ジャズのようなベースラインを取り入れたもの等が多数登場することになってきました。
特に2007年以降は、もともとのドラムンベースの特性である重低音ベースラインをより強調した音楽も見られるようになります。きっかけは、一般の家庭用スピーカーでは聞こえないほどの重低音ベースラインを得意としたArtificial Intelligence のブレイク。それ以降、ドラムンベースにおける低音域の下限がさらに下がり、クラブのスピーカーで聞かないと曲の良し悪しを味わえない度合いがさらに強まった。

また2008年になると後のナイフパーティとなる、ペンデュラムがドラムンベ-スとロックの融合を打ち出し注目されています。

有名なアーティスト

T.Kay (ティ.ケイ)
Phace & Misanthrop
Octane & DLR
Ed Rush & Optical
4 Hero
Fabio(ファビオ)Creative Source
Lemon D (レモン ディー) Valve
DJ DIE(ダイ)Clear Skyz
MC Moose (ムース)
ロジスティクス Hospital
DJ Friction (フリクション) Shogun Audio
Bryan Gee(ブライアン・ジー)V Recordings
Dillinja(ディリンジャ)Valve
Shy FX (シャイ エフエックス) Digital Soundboy
Mampi Swift (マンピ スイフト) Charge
Grooverider(グルーヴライダー)Prototype
Photek (フォーテック) Photek Productions
LTJ Bukem(LTJブケム)Good Looking
Goldie(ゴールディー)Metalheadz
Roni Size(ロニ・サイズ)Full Cycle
Andy C(アンディー・シー)Ram Records
Total Science(トータルサイエンス)C.I.A.
ロンドン・エレクトリシティHospital
pentagon(ペンタゴン)
KABUKI (カブキ)
DJ Hype (ハイプ) Trueplayaz
DJ Zinc (ジンク) Bingo Beats
ダニー・バードHospital
Tayla(タイラ)
TC a.k.a. Tommy Boy(ティー・シー)
Furney(ファーニー)
Redeyes(レッドアイズ)
Lenzman(レンズマン)
Utah Jazz(ユタジャズ)
Electro soul system(エレクトロソウルシステム)
Concept&shnek(コンセプト&シュネック)
Mutt
Nookie(ヌーキー)
Qumulus
Qemists(ケミスツ)
Pete rann(ピートラン)
J laze(ジェイレイズ)
Zero T(ゼロティー)
Calibre(カリバ)
Saburuko(サブルコ)
Raw q
zyon base(ザイオンベース)
Alix perez
Phat Playaz(ファット・プレイヤーズ)
blade(ブレード)
tidal(タイダル)
pfm(プログレッシブ・フューチャー・ミュージック)
aquasion(アクアジオン)
chris inperspective(クリス・インパースペクティブ)
atp(エーティーピー)
dramatic&dbaudio(ドラマティック&ディービーオーディオ)
steez(スティーズ)
place42(プレース42)
edword oberon(エドワード・オベロン)
paul t(ポール・ティー)
mr.joseph(ミスター・ジョセフ)
big bud(ビッグ・バド)
soultec(ソウル・テック)
dv8(ディーブイ8)
Talvin Singh (タルヴィン・シン)
arp-1
pennygiles
jrumhand
balde
deeper connection
scott alen
mjt
Brainshocker
DJ Fresh

まとめ

ドラムンベースは本当に流行したジャンルの一つで、今でこそペンデュラムなどはナイフパーティとして別のジャンルへと移ってしまいましたが、まだまだ熱いジャンルである上に、他のジャンルにも大きな影響を与えているものになっています。そんなドラムンベースについて詳しく説明してまいりましたが、今度はもう少し日本人にとっても親しみ深く、そしてある意味懐かしくもあるテクノというミュージックジャンルについて解説していきたいと思います。人によってはもうテクノなんてと思うかもしれませんが、まだまだドンドンと開拓されて行っているジャンルになっています。

それではテクノについて愛を込めて語っていきたいと思います。